入居して最初の一か月。仲よくなることを急がない暮らし方。
新しい家と人に慣れる時期に、無理をせず希望を伝え直すためのヒント。
共同生活を始めた直後は、すべてに参加して早くなじもうとしなくても構いません。家の使い方を知り、自分が休める場所を整え、困ったことを小さなうちに伝える一か月にしてみましょう。
最初は、場所と連絡方法を覚える
ごみを出す場所、共用の物の保管先、外出時の連絡方法など、毎日必要なことを確認します。一度に説明を受けて覚えきれなければ、短いメモをもらえるか尋ねてもよいでしょう。
分からないことを誰へ聞けばよいかが分かると、住民の一人だけを頼り続けることを避けやすくなります。運営上の質問と、暮らしの雑談で、相手を分けて考えてみます。
親切にされても、全部は引き受けない
食事や散歩に誘われることがうれしくても、予定を詰めすぎると疲れるかもしれません。「今日は休んで、また別の日に」と伝え、気持ちと参加の可否を分けて表現してみましょう。
自分から手伝う場合も、最初にたくさん引き受けた量を、その後ずっと続ける約束にしないようにします。慣れるまでは、できる範囲を確かめながら役割を相談します。
小さな困りごとを、具体的に伝える
洗濯機が使いたい時間に空いていない、夜の話し声が気になる。相手の性格を評価するより、場面と自分の希望を伝える方が、変更できることを話しやすくなります。
直接伝えるのが難しければ、決められた相談先へ話してください。入居前に聞いた説明と違う点がある場合は、自分の記憶だけで済ませず、案内や契約の内容も確認しましょう。
一か月後に、希望を言い直す
実際に暮らしてみて、よかったことと負担になったことを三つずつ書きます。食事の参加回数、共用部の過ごし方、家事の役割など、変えられることがあるかを運営者と相談します。
なじめないと感じても、すべてを自分の努力不足にしないでください。住まいの条件と自分の希望が合っているかを見直すことも、暮らしを選ぶための大切な作業です。
よくある質問
早くなじむために行事は全部参加すべきですか?
無理に全部参加せず、自分が休む時間も確保しながら、参加の希望を伝えていきましょう。
入居後に希望を変えてもよいですか?
実際の暮らしで気づくこともあります。契約や運営の条件を確認しながら、調整できる点を相談してください。